パナソニック シリコンバレー

 

 

 

 

 

パナソニックが本部イノベーションとシリコンバレーの視点で変革しようとしています。

そしてこれは日本企業に波及します。

 

 

 

 

パナソニックは、19日、

同社グループのR&D戦略について説明。

4月1日付けで、本社部門に

「ビ ジネスイノベーション本部」を新設。
新たなビジネスモデル創出に向けた、

技術開発や人材育成を推進するために

「全社テーマ」と呼ぶ考え方を

導入する姿勢を明らかにしました。

 

 

 

人工知能(AI)領域の技術者を

5年以内に1000人規模に増やす計画も

明らかに。

 

 

 

 

イノベーション本部には、

SAPジャパンのバイスプレジデントの

馬場氏が副本部長として就任。

 

 

 

 

パナソニックは、

ビジネスイノベーション本部で

シリコンバレーの視点を持ちながらビジネスを行い

イノベーション戦略による成長に

舵を切るとのことです。

 

 

 

 

シリコンバレーの

パナソニックのイノベーションオフィスは

新しいアップルパークの前にあるそうです。
馬場氏は今までシリコンバレーに駐在し、

今後も常駐するとのこと。

今までも、世界中の優秀な技術者や

ビジネスリーダーの活躍を見ており、

この流れを見ていて、

日本の企業の敗北感 を感じていたとのこと。

 

 

 

 

これを糧に、パナソニックを、

世界に対して価値を届ける企業にすると語っています。

 

 

 

 

パナソニックは、

既にある歴史的技術的分野による領域分割で

カンパニー制 を敷いていますが、

(4領域:家電・オーディオ・空調系、

ハウジング・太陽光系、

SI・エンタメ・モバイル系、

車載・電子デバイス系)

カンパニー制といっても

縦割りである事には変わりありません。

 

 

 

 

新たなビジネスを生むと、

すぐに既存のカンパニーに影響し

社内の軋轢を生みます。

結果中途半端なものになり、顧客にとっては

チグハグな印象を与えることになります。
以前パナソニックはスマホ家電をやっていたことがあります。

しかし、製品によって全部別アプリでコントロールし、

エアコン、冷蔵庫、洗濯機とバラバラでした。

 

 

 

 

 

現在でも、家電系のホームネットワークのカメラと

ハウジング系のインターホンカメラは別製品で

全く互換性がありません。

 

 

 

 

 

ようやくその問題に気がついたのか?

いやいや気づいていますよね。

今回ようやく対応すべく、行動を起こしたということですね。

 

 

 

 

そもそも、今の時代に縦割り組織のままで、

改革とかはありえないです。

革新的新事業は、

既存の枠組みを壊すビジネスになることが多いです。

 

 

 

 

 

アップル、Google、アマゾン、、などは

他社の事業分野を壊しています。

自社の分野も壊しています。

例えば、iPhoneはiPodの領域を

取り込んでいます。
ソニーのウォークマンが、

アップルのiPodに勝てなかった理由も

ここにあります。

 

 

 

 

 

インターネットサービスと

ウォークマンの製品開発が

別部門だったからです。
現在の時代のイノベーションは、

ほぼ縦割りからは生まれないのです。

 

 

 

 

 

それなのに、今まで、

日本企業はこの問題に、

しっかり対処出来ていませんでした。

 

 

 

 

モノを作るだけのところが未だに多いです。

インターネットを使っても

その製品だけの範囲で終わってしまいます。

 

 

 

 

 

なので、

IoTとかAIとか

キーワードばかりで

鳴かず飛ばず状態です。

 

 

 

 

これからは変わるでしょう。
この流れは、日本企業が元気を取り戻す

起爆剤になるでしょう。

 

 

 

 

 

パナソニックの取り組みは

テスラ・モーターズと

バッテリー工場の立ち上げなどで

シリコンバレーでの

活動が盛んになっていることも

一因かも知れません。
この取り組みはおそらく、

日本企業全体に広がる重要な取り組みです。

遅いくらいですが(笑)