米国時間6/13に開幕したアップルの世界開発者会議WWDC 2016で、開幕初日に行われるキーノートが終了し、「iOS 10」などの新しいソフトウェアはじめ数多くの取り組みが発表された。
その内容の中心はSiriと人工知能。 Siriにはかなりの時間を割いていた。その中でも最近の人工知能のキーワードである「ディープラーニング」(深層学習アルゴリズム)の言葉がたびたび使われており、関連企業や技術者などの取り込みを急速化しているアップルがここに焦点を当てていることが今回よくわかる。
キーノートセッションは4つのOSであるwatchOS、tvOS、macOS、iOSの説明という流れで進められ、その中にサービスである「AppleTV」、「スマートホーム」、「ヘルスケア」、「Apple Music」、「マップ」、「Apple Pay」がそれぞれちりばめられて説明が行われた。
OS周りのポイントはWatchOSではアプリの起動速度が7倍になったこと、tvOSではSiriの横串検索が導入、MacOSではSiriが取り入れられたこと。そしてiOSの注目はディープラーニング技術で写真を自動的分類する機能をあげたい。
サービスではApple TVがディズニーやCBSなど大手を取り入れ1300チャンネルになったこと。スマートホームでは昨年よりパートナー企業が5倍に増え一元管理のHomeアプリをリリースしたこと。Apple Musicはデザインが一新歌詞も表示されるようになった。マップはUberやレストランの予約決済などサービスがビルトインされたこと。そしてApple Payはウェブ決済が導入され新たに3カ国が加わることがあげられる。
キーノートセッションを見て感じることは、アップルがこれからの生活のスタイルを作っていること。ディープラーニングを利用した人工知能の追求は、時代の流れを見て取れる。
それとiPadにプログラムの経験環境を作ったことは注目に値。