この本で改めて脳科学の重要性を認識しました。
 
題名は「脳を最適化すれば能力は2倍になる」樺沢紫苑著
 
「ドーパミン」とか「アドレナリン」などの「神経伝達物質」の名称が最近はテレビでもよく出てきます。しかし特定の症状や課題に関連して脈絡なく出てくることがほとんどで覚えきれないです。
 
この本はあえて「神経伝達物質」という学術用語を使わず「脳内物質」という言葉でわかりやすく網羅的に説明しています。「脳内物質」は神経組織全体に役割りを持っていて人間の行動にとても関与していることがわかります。
 
「神経組織(ニューロン)」は生命維持に重要な組織ですが、「脳内物質」はその神経と神経の接合部位である「シナプス」に無くてはならない物質。その「脳内物質」のうち「ドーパミン」や「ノルアドレナリン」始め7つの物質で人間の様々な行動に結びつく特質をわかりやすく全体的に説明しています。
 
人の「価値観」や「ビジョンやミッション」そして「得意領域」はそれぞれだと思いますが、行動を起こす為のこの脳の働きはほぼ共通していると思われます。
 
自己啓発の本をいくら読んでも、そして内容が正しかったとしても基本的に行動に繋がらなければ意味が薄いですよね。
 
そして、アドレナリンなどの個別の働きより、その人にとって脳内物質全体の中の何をどうすればいいかです。
 
脳が働く仕組みは、成果につなげるための超重要なロジックです。健康にも関連します。複雑ですが(笑)
 
なので一通り読んだだけではダメかも知れません。全体を自分の言葉で再定義することが重要なことかなと思います。そのためには読後感想を書くことがオススメです。
 
読んでみてください。おそらく脳科学を再認識すると思います。