テスラーがGM越え!!
テスラーは
3日にフォードの時価総額を上回っていたが、
10日の時価総額は
510億ドル(約5兆7000億円)に膨らみ、
GMを約17億ドル上回った。
フォードの時は総額は
約478億ドル(約5兆3000億円)。
これにより、
2003年設立のテスラーは
米国自動車業界で
1位の時価総額となりました。
自動車のEV(電気自動車)化が始まったと言えます。
時代のこれからのニーズはあると思います。
IoT通信技術やAI技術にも勢いがあります。
これからの10年は車にとっても
激動の時代です。
スマホも、
iPhoneが出た時に比べて10年間で
通信技術が飛躍的に進化し、
センサー技術やCPUの速度が
すごい勢いで進化しました。
この目覚ましい発達によって
今のインターネットがあります。
現在の車は
技術的に高度化されたように見えますが、
これから新しいEVへの進化が起こります。
自動運転にも制御しやすいEVが時代の要求です。
ガソリン車などに必要な
エンジン 、トランスミッション 、
排気系マフラーなどは
EVでは不要になります。
実はエンジンだけでも
3万点を超える部品が必要です。
EVでは部品点数が少なくなり
技術革新と生産台数の増加で
既存のガソリン車などよりも
コストは今後下がるでしょう。
現在は充電インフラや
バッテリーの制約で
航続距離などに課題があるものの
EVへの期待を通して
テスラーは人々の心を掴みました。
2015年5万台、
2016年は7万台を超えています。
自動車産業を成熟産業と考えると
年40%から50%の成長は考えられません。
投資家の目線は
次の車種でより安価な「モデル3」で
ブレイクすると見ていますね。
それにより
利益も右肩上がりに成長することを
期待しているでしょう。
カリフォルニア州フリーモントにある
ロボットによる生産工場もまだ余裕があります。
それに比べ、
既存の自動車メーカーはどうでしょうか。
対応出来ていないですね。
日産のリーフなど
例はありますが
かなり少ないです。
では、既存メーカーは
なぜテスラーのような車を
作れないのでしょうか。
バッテリーなどの技術的な課題や
ソフトウェアの開発に課題があるかもしれません。
また、インフラが整っていないことや
まだ利益が出ないこともあるでしょう。
しかし、それより部品メーカーを含めた
自動車産業の形を崩すということも
大きいと思われます。
ここは大きいと思います。
全体でも10万点を超える部品が
組み合わさって
既存の自動車は作られています。
しかし、この中で
前述したように
エンジンを始め、かなりの中枢部品が
要らなくなるわけです。
これは、製造部品メーカーにとっては
死活問題になります。
また、産業界の雇用問題にまで
発展するかもしれません。
ここに既存メーカーには
一気に移行できない悩みがあると
考えられます。
テスラーは、
このことを気にすることはありません。
このまま行くと台数ベースでも
テスラーは既存のメーカを
超えてしまうかもしれません。
時代の変化はどんどん進みます。
今回はスマホに対応しなかった
ノキアに比べると
より大きな自動車産業界の
構造変化が潜んでいると
考えた方がいいですね。
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